【グルメ:台北】台湾で人気の小籠包レストラン鼎泰豊のおススメメニューや入店方法などを紹介!

鼎泰豊小籠包 グルメ

台湾グルメと言えば小籠包!薄い皮で包まれた餡がじゅわっと感じられ、熱々をほおばるのは本当に美味しいですよね。今では日本でもすっかり定着した本場中の本場のお店「鼎泰豊(ディンタイフォン)」を見ていきましょう。

元々は路地裏のお店、ニューヨークタイムズで紹介され世界の鼎泰豊へ

 今では有名な鼎泰豊ですが、元々は1958年に創業された食用油を扱うお店だったそうです。油問屋から経営転換した1972年より小籠包や麺・点心を扱うお店になったとのことなので、小籠包の歴史はざっくり50年ほど。元々は路地裏で営業していましたが転機は1993年、ニューヨークタイムズ紙で紹介された時です。最も特色ある十大レストランの一つに選出!この時、チャイニーズレストランは鼎泰豊のみだったそうです。2010年には香港の支店がミシュランガイド1つ星を取得し、世界10カ国110店舗以上と大規模なレストランです。

 日本にも鼎泰豊はあるの?
日本で最初の支店は新宿高島屋。1996年のことでした。現在は東京だけでなく関西や九州にも広がり、21店舗があります。最近有名になったと思っていたのですが、意外と日本に入ってきたのは早かったんですね。

鼎泰豊本店(信義店)はこんな小籠包レストラン!

 世界各地で食べられる鼎泰豊の味ですが、やっぱり気になるには現地の味!それでは現地の様子をリポートしていきましょう。

駅から近くて便利!本店はやっぱり混む

 鼎泰豊本店(信義店)はどこにあるかというと、地下鉄東門駅5番出口から徒歩1分ほどの場所。地上に出たところをそのまま直進。歩道を一度わたると右手にお店があります!駅からすぐです。特にお昼時だと人の多いところを目指せば着きます(大雑把な表現ですが)。永康街通りの入り口に位置しています。
 この辺りは永康街と言い、素朴なカフェや雑貨屋さんも多いので、ぶらぶらと一日過ごして見るのもおススメです。
ランチを鼎泰豊で食べて、雑貨屋さんを見て、カフェでお茶して、またぶらぶらと歩いて、早めの夕飯もここで済ませて…ということができちゃうエリア。女子にとっては楽しい場所ですので、是非歩きやすい靴で出かけてくださいね。

マンゴーかき氷

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2020年4月1日

激混み鼎泰豊はどうやって並ぶの?

 本店に着いたらまず、待ち時間をチェックしましょう。お店の入り口にデジタル表示されています。そして整理券をゲット。整理券を取る場所にお店の方がいる場合は、何人?と聞かれます。日本人とわかる場合には日本語で聞いてくれます。相席OKの場合はそのまま入れる場合もあるようです。整理券の呼び出し番号はwebで確認できます。
鼎泰豊公式HP

鼎泰豊が人気の理由…

 このお店の良いところは、日本語が通じやすく清潔感があるところ。なんとメニューに日本語表記もありますよ!漢字から想像してオーダーするのも楽しいですが、絶対外したくない!という時でも安心なのが鼎泰豊なのです。
 台湾には数多くの小籠包屋さんがあり、現地の人からすると「もっと美味しいお店もあるよ!」ということですが、こういうところが観光客(日本人も含めて)に人気なのかもしれませんね。
 お店で食べていたアメリカ人によると、「ここは英語も書いてあって助かる。ローカルなお店だと漢字しかなくてさっぱりだからね。日本人みたいに推測して注文することもできないしね~」ということでした。確かにそうですね。初めて来る人にも安心!のお店です。

 

注文の仕方注意!
 注文で唯一戸惑ったのは、オーダーシートを客の方で書かなくてはならないということ。写真が無いためイメージして頂きたいのですが、メニュー名が書かれたリストを渡され、横に希望する数量を書いて店員さんに渡す、というスタイルです。
 横には価格も書いてあるのでこれを写メでとっておけばワリカンの計算も楽々。さっき食べたのどれだっけ?という時も確認しやすいです。
 商品数が多いのでリストもずらーーーーっと書いてあるのですが、その場合は商品番号で探す方が早いかもしれません。とはいえ、ページ数の多いメニューと、このリストを照らし合わせるのに最初は慣れず…。メニューとリストを行ったり来たりして記入しました。慣れたらすごく便利なシステムなのですが。ちなみに鼎泰豊に限らず、台湾では割とこのシステムが多いです。
 グループで行く場合にはきっと得意なメンバーがいるはずですのでお任せしちゃいましょう。鼎泰豊の場合はリストも日本語をもらうことができました。

実際の味はどうなの?!メニューも紹介!

 さて、肝心のメニューに行きましょう。
まず頼んだのは台湾ビールとおつまみ。そしてベーシックな小籠包です。ほどよい暑さの台湾ですので、夕暮れ時のビールは本当に美味しい。(行ったのは夕方でした。)小籠包が来る前にまずは乾杯。オーダーしたサイドメニューをつまみます。
注文は「きゅうりのピリ辛漬け」「竹の子サラダ」。これが地味に美味しい。さっぱりしていてビールと良く合います。暑い気候にあったものなんでしょうね。
タケノコサラダ
「きゅうりのピリ辛漬け」は見た目の通り、塩気と絡みが利いたさっぱり味。太めの輪切りにして積み上げてありました。
 一つツッコみたかったのは「竹の子サラダ」。サラダという名称から、レタスやらいろんな具材が敷かれたところに竹の子がトッピングで乗ってくると思ったのですが、これ、竹の子切っただけじゃない??!!と言いたくなるビジュアル。もちろん切っただけでなく、竹の子のほろ苦さが引きたつようマリネされていたのですが、漬物のような見た目に驚きました。歯ごたえもほどよくあって前菜にふさわしい一品でしたよ。

鼎泰豊の小籠包はテンション上がります!

 そしていよいよやってきた小籠包!熱々の蒸篭ごと持ってきてくれるので、思わず「おぉ~~」と皆テンションが上がってしまいました。蓋をとってくれた途端、もわっと広がる湯気。そしてちょこんと並んだ小籠包が目に入ってきます。
鼎泰豊小籠包
 食べ方はお好みなのですが、現地の醤油:酢=1:3が現地式のようですね。食べ方の書かれた用紙も配られるのでこちらも参考に。
レンゲにひとつ取り、たれを少し入れて、生姜の千切りを乗せて、小籠包の革を破って中のスープと一緒にすすります。そのまま小籠包にかぶりつきたいところですが、ぶしゅっといく確率が非常に高いので、一度レンゲに乗せた時点で箸で穴をあけます。ちょっともったいない気がしますがレンゲに出てきたスープがたれと合わさってちょうど良い美味しさです。
 すこし冷ましながら、つるっと一口。じゅわっとした豚肉の餡と、旨味たっぷりのスープと、シャキッとアクセントを加える生姜。そこに薄いのにもちっと存在感のある皮が混ざり合ってなんともいえない美味しさです。これはいくらでもいける!熱々のうちに思う存分食べましょう。
 少し冷めてきたら、皮を破らずにそのまま口に入れて噛むと、じゅわ~~~~~~~~と口いっぱいに広がる肉汁とスープ。これも幸せです。(必ず少し冷めてから!絶対やけどしますから!)
ベーシックな小籠包は10個で160NT$(日本円で500円弱)ワンコインで10個も食べられるなら一人1蒸篭でもいけそう。ハーフサイズ(5個入り)もありますし、別の味も試してみたいですよね。そこで頼んだのが「ヘチマとえび入り小籠包」。ちょうど最初の小籠包を食べ終わったころに来ました。
へちまとエビの小籠包
 先ほどのベーシックなものに比べるとさっぱり、えびの香りがふわっと感じられます。ヘチマってちゃんと食べたことなかったのですが主張せず、青臭さもなく、すっきり感を与えてくれている具材ですね。うっすらと緑色が透けてみえます。これもいくらでもいけそう。いや、こっちの方があっさりしている分たくさん食べられますね。
 その他にも風味の強い蟹みそ入り小籠包やトリュフ入り小籠包、そしてシュウマイなどいくつか食べてみましたが、やはりベストは通常の小籠包

鼎泰豊のお茶は地味においしい!
 鼎泰豊で地味においしいと思ったのがお茶でした。台湾茶の香りがほわ~~とするんですよ。
まったりとした口の中を一度リフレッシュさせ、次の小籠包へと進ませてくれるさりげない味です。お茶が有料のお店もありますが鼎泰豊は無料。また、少し大きめの急須で持ってきてくれるのが嬉しいです。
 温かいお茶で落ち着いたら甘いものもどうでしょう。あんまんじゅう、ごままんじゅう、とありますが、南国ならではのおすすめはタロイモまんじゅう。あんまんほどくどくない紫色の餡が包まれています。
そのほかにも麺類、チャーハン、青菜の炒めもの等迷うほどあります!行く前にネットで見ていくのも良いかもしれません。
この写真は別の時の写真ですが、緑色の空心菜の炒め(青菜の炒め)もおいしいのでお勧めです!

台湾の他の店舗もありますよ

 この本店はやはりいつも混んでいる印象があるのですが、他の店舗もおすすめです。観光がてら行きやすいのは台北101店新光三越南西店でしょうか。(HP内の世界店舗⇒台湾店舗から店舗を確認できます)
 ホテルからだとこちらの方が近い場合もあるので、夕飯に便利。整理券の呼び出し番号はwebで確認できますし、アプリをダウンロードしておけば待ち状況が確認できるんです。なので、整理券をもらって一旦ホテルに帰ったり、同じビルでショッピングもしやすいですよ。

手作りしている様子を見れます!
 三越では厨房の近くの席になったら是非見て欲しいのが、点心を作る手さばきです。ガラス張りになっているため、何人もの職人が早ワザでどんどん作っていくのがみえます。小籠包の皮に餡を包み、綺麗にひだを作っていく…プロですね。最初のオーダーが来るまでの待ち時間についみてしまいました。

鼎泰豊本店の店舗情報はこちら!

最寄り駅は「東門駅」です。
住所:106台北市大安區信義路二段194號
営業時間:月曜日~金曜日 11:00~21:00  土曜日、日曜日と祝日 10:00~21:00
鼎泰豊公式HP

以上、鼎泰豊の紹介でした。是非本場の味をお楽しみくださいね!